オーディオインターフェイスの種類(Thunderbolt,FireWire)
2016/06/03
Firewire接続のオーディオインターフェイス
これは正式名称IEEE1394といい、他にi.Linkと呼ばれる規格で、主にMACに搭載されたインターフェイスです。
6pinと4pinの端子があり、6pinで接続するとバスパワー(別電源を必要としない)での使用が可能で、USB2.0より電源供給が高いので、幅広い機器をバスパワーで使用可能です。
また、端子が複数ある機器ならオーディオインターフェイス同士の接続が可能で(デージーチェーン接続)、
たくさんマイクを使いたい時はオーディオインターフェイスを複数接続し、入力チャンネルを増やす事が可能です。
PCで音楽をやっている人はMAC使用者が多いので、この接続方法は音楽用に限れば少なくありません。
ただし、現在販売されているWindowsマシンでこの接続端子が標準搭載されているPCはほぼなし。
普及率はUSBの方が圧倒的に多いのが現状です。
またapple社は現在、次世代の規格である「Thunderbolt」を採用しており、FireWireと互換性も無いため、新機種が出ることはほぼないでしょう。
しかし、現在発売されているFireWire接続のオーディオインターフェイスはたくさんありますので、選択肢としては決して外せません。
また、データ転送の安定度も良く、WindowsマシンでもFireWire接続でオーディオインターフェイスを使用する人も少なくありません。
最近ではUSBとFirewireの両方の端子を持ったオーディオインターフェイスも数多く発売しています。
FireWireには転送速度によってFireWire400(最大400Mbps)とFireWire800(最大800Mbps)があります。
これは端子の形状が違うので互換性はありません。(変換ケーブルを使えば使用は可能です。)
また、FireWireの特徴として「デイジーチェーン」があります。
これは機器同士を接続して入出力数を増やせるというものです。
これはUSBには無い特徴です。
FOCUSRITE ( フォーカスライト ) / Saffire PRO 24 DSP
FOCUSRITE ( フォーカスライト ) / Saffire PRO 24 DSP
16イン/8アウト、バーチャルLoopback入力を含む合計24系統の入出力。
同梱ソフトの「Saffire Mix Control」は、ゼロ・レイテンシーを可能にする18×16DSPミキサーを搭載。
入力信号、DAW出力、ミックスを自在にルーティングすることが出来ます。
Thunderbolt接続のオーディオインターフェイス
アップル Thunderboltケーブル(0.5 m) MD862ZM/A
firewireの上位規格のようなものに「Thunderbolt」があります。
10Gb/s(USB2.0のなんと20倍!)というUSB3.0を超える高速な転送速度を誇り、さらに新規格のThunderbolt2だと、さらに倍の20Gb/sとなります。
ただ、普及度でいうとこちらもUSBには遠く及ばず、実質Macのみに搭載されています。
OSレベルでもMacのみ対応という機種もあるので、実質Mac専用みたいになっています。
とはいえ、apple製品でも全てに端子が標準搭載されているわけではないので注意が必要です。
規格としては「外付けのPCIe」と同等なので、高速、かつ安定度はかなり高い。
レイテンシーも小さくできるので、メリットは多い。
とにかく、高速な規格を使いたい!という人向け。
基本的に、価格は高めで高機能な機種が多くなっていますので、初心者は素直にUSB接続を探しましょう。
ZOOM ( ズーム ) / TAC-2
ZOOM ( ズーム ) / TAC-2
ZOOMといえば音響機器ではおなじみのメーカーですが、オーディオインターフェイスでは新参。
ですが、意欲的に新機種を出してきています。
高価な機種が並ぶ中、2万円台という低価格!
2イン/2アウト仕様で最高24ビット/192kHzのハイレゾ音質の録音/再生に対応している。
高給電のThunderboltの特徴を活かし、バスパワー駆動。
Mac専用ソフトの「TAC-2 MixEfx 」で内蔵ミキサーや、リバーブ /ディレイなどの高品位なモニター用エフェクトの設定を行うことができます.
また、ループバック機能もあるので、配信目的にも使用可能。
UNIVERSAL AUDIO ( ユニバーサルオーディオ ) / APOLLO TWIN SOLO
UNIVERSAL AUDIO ( ユニバーサルオーディオ ) / APOLLO TWIN SOLO
高級機メーカーとして有名なUNIVERSAL AUDIO社のオーディオインターフェイス。
入出力を絞ったモデルだが、お値段は十分高級です。
ADAT端子があるので、10in(アナログはxlrコンボが2つのみ) 6outと豊富。
Mac専用で同名の機種でUSB接続のものもあります。
さらに、UNIVERSAL AUDIOといえばプラグインでも有名。
これらのプラグインがかけ録り可能になるのは、見逃せない特徴。