DAWの選び方
2016/06/02
前項でDAWについて少し解説しました。
ソフトはとてもたくさん種類があり、個別には解説しきれないので選び方を少し解説します。
・OS
・機能
・価格
・オーディオインターフェイスとの相性
ざっと書いてみるとこんな感じです。
まずOSですが、MACかWindwsかということです。DAWによってはどちらかにしか対応していないこともありますので、注意が必要です。
機能ですが、これはソフトによって当然様々で、自分に必要な機能は何か?ということから考えた方がよいでしょう。
またDAWによっては価格によってバージョンを分けているものもあります。自分に必要な機能はどのDAWのどのバージョンかというように探しましょう。
そして価格ですが、前述の通り、DAWによっては価格によってバージョン違いがあり予算によって考えられます。(数千円~数万円)
あとは機能はかなり制限されますが、オーディオインターフェイスに付属のDAWならばオーディオインターフェイスの代金だけで済みます。
これはメジャーなDAWの機能制限版である事が多いので、とりあえず試してみて、使いやすかったら改めてDAWを購入するという方法もあります。
そしてオーディオインターフェイスとの相性ですが、
基本的にオーディオインターフェイスは多数のDAWに対応していますが、オーディオインターフェイスと同じメーカーがDAWも開発している場合があります。
そういった場合親和性が高く、性能を発揮しやすいというメリットもありますので、考慮しても損はありません。
これらの条件を複合的に組み合わせて使用するDAWを決めてみましょう。
そして、前項でも少し触れましたが、DAWは最新のものを使いたい場合、パソコンの性能が高いものが必要になってきます。 古いパソコンでは不安定になる可能性もありますので、まずはパソコンを買い換える必要があるかもしれません。
DAWの推奨スペックをよく確認しましょう。
特にCPUとメモリが重要になります。
主なDAW
CUBASE
STEINBERG ( スタインバーグ ) / Cubase Pro 8
日本国内に限れば、今のところシェアナンバー1!
サウンドハウスのランキングでもバージョン違いで上位を占めています。
VSTという規格のプラグインは無料から大量にあり、かなり自由度は高い。
作曲家の中田ヤスタカ氏が使っている事も有名です。
録音用というより、作曲家やアレンジャーが好んで使っている事が多い印象でしょうか。
機能を制限して価格を抑えたCubase Elements 8も人気が高いです。
こちらは初めてDAWを使う、という人に人気があり、これで満足できなくなったらフルバージョンにする、という人も多いようです。
ちなみに録音だけならこれで十分。
上位になるにつれて編集機能が強化されていきますが、録音のみならどのバージョンでも可能です。
Pro Tools
AVID ( アビッド ) / Pro Tools 永続ライセンス版 (Activation Card and iLok)
業界標準の定番ソフト。
商用スタジオならほぼこのシステムを採用しているでしょう。
もちろん機能も充実。
使えるようになっておくと色々便利でしょう。
こちらにも機能を抑えたバージョンがありますが、なんと無料!
Pro Tools | First
アカウントを登録したりとそれなりに手間はかかりますが、とりあえず録音だけしたい、とかPro Toolsを使ってみたいという人にはいいでしょう。
なんせ無料ですから!
もちろん、きちんとミックスしようとすると色々と物足りなくなってしまうので、本格的に使いたくなったら有料版を検討しましょう。
SONAR
TASCAM ( タスカム ) / SONAR Professional
こちらはWindows専用ソフト。
その分、Windowsのバージョンアップにもいち早く対応します。
機能も充分。
録音からマスタリングまでこなせます。
Digital Performer
MOTU ( モツ ) / Digital Performer
オーディオインターフェイスのメーカーとしても有名。
MIDI機能にこだわりがあり、作曲家が好んで使っているようです。