ドラム録音
2016/06/01
必要なもの
・オーディオインターフェイス(入力数が多いもの)
・マイク(基本は楽器の数+α)
ドラムの録音は非常に難易度が高いです。
まず、使う楽器が多いため、使用マイクの数が多くなります。
そのため、慣れていないとセッティングできません。
経験がない、または持っているマイクが少ない、独自のこだわりがある場合、少数のマイクで録る事もいいですが、基本は全ての楽器にマイクを立てます。
キック
基本はフロント・ヘッドの穴の縁辺りを狙いましょう。
マイクは低音用のダイナミックマイクで。
穴の奥に行くほどアタック成分が増し、逆に穴から離すと、胴鳴りを拾います。
曲調や好みでベストの位置を見つけましょう。
SENNHEISER ( ゼンハイザー ) / MD421MK2
↑超定番マイク!
スネア
スネアの場合、上下から狙う事が多いですが、マイクの数が無ければ上から1本で。
斜め上から打面を狙うように。
当然、叩く邪魔にならない位置にセッティングするのが基本です。
距離で音が変わるので、こちらもお好みで。
マイクはSM57が定番です。
下からも狙える場合は、スナッピーの音を収音する。
下から垂直に立て、狙います。
こちらもSM57が定番です。
この時の注意点として、打楽器を上下で収音する場合、上と下で位相が逆になります。
必ず、どちらかの位相を反転させなければなりません。
SHURE ( シュアー ) / SM57
ハイハット
ハイハットは上から垂直に立てて、近めで録りましょう。
打面とは反対側にマイクを立てます。
コンデンサーマイクで録るのが一般的です。
AKG ( アーカーゲー ) / C451B
↑ライブでも使われることがある超定番マイクです。
タム
タムの場合は、斜め上から狙います。
打面を狙えばアタック感が増しますし、リム寄にすれば、響きが増すので好みでセッティングして下さい。
ただ、叩く場所を狙ってしまうと強くなりすぎるので、多少はリム寄りに狙うのが一般的です。
全体を録る
ドラムセットの正面1m~1.5mでタムくらいの高さでセッティング。
もう少し上から斜め下に向けるのもいいでしょう。
これを各楽器の音と混ぜるといいです。
マイクが1本しかない場合、このセッティングのみでもいけます。
ただし、いい音で録るには、かなりシビアな調整になりますが。
マイクはコンデンサーがよいでしょう。