マスタリングのコツ
2016/06/01
マスタリングで使用するファイルはミキシングした曲をステレオに書き出したものです。
ミックスで使用したDAWでも可能ですが、マスタリングに特化したソフトもあります。
基本的にやる事は
・コンプレッサー
・EQ
です。
コンプレッサーについてはこちらで詳しく解説していますので、ここでは省きますが、要はこれで音量を調節するわけです。
また、コンプレッサーの一種で、マキシマイザーというプラグインがあります。
これは音量と音圧を簡単に上げる事ができます。
有名なものでWAVESのL1というものがあります。
CDの場合、複数曲になりますので、各曲の音量バランスにも気をつけましょう。
EQはあまりやりすぎない事です。
全てのパートに影響が出るため、やりすぎると、せっかくのミックスが台無しになる危険性もあります。
問題無いと思ったら、「何もしない」という選択肢もあります。
ただ、最近は音圧を「上げすぎる」事へ疑問を唱える動きも出てきました。
じゃあ音が小さければいいのか?というとそういう訳でもありません。
とにかく、音を大きく目立たせる事を主目的にして果たして良い事なのか?という事です。
プレイヤーが繊細な演奏をしてもコンプレッサーやマキシマイザーでバキバキにつぶしてしまえば、全て台無しです。
音楽的表現とは何か?音楽的な演奏は何か?
とても難しい問題だと思いますが、ただ闇雲に音を上げたり、立体感を出せばいいのかどうか?という事を考えてみるのもいいでしょう。